第12期会長就任挨拶
上田貴子
国際情勢が緊迫するなか、国内では国を越える人の営みへの理解が狭まってきています。
国内外で吹き荒れる風波が悩ましい今こそ、我々の研究が必要とされる時だと考えています。その必要性のひとつが、日本の内と外をつなげ、より開かれた視野を提供できることです。そのためにも第12期理事会では、国外と連携をとり、研究発信をする機会を作りたいと考えています。例えばISSCO(世界海外華人研究学会)を視野に入れた活動などです。大会・企画・学会誌・HPを通じて、会員の皆様が研究を世界に向けて発信していくプラットフォームとして機能していければと思っております。
第12期理事会は第11期理事会において取り組まれた学会活性化のしかけとして、理事会メンバー固定化を回避する試みの成果として誕生しました。第11期理事会は三尾会長の下でこの課題にとりくみ、理事・監事選挙規定の変更をいたしました。8期を越えて理事を経験した会員は被選挙人名簿への氏名の掲載を辞退することができるとしたことで、第12期理事会の顔ぶれは大きく変わりました。理事経験が3~1期というメンバーが7人います。また、それぞれの委員会には初めて委員を務めてくださる方もたくさんおられます。より多くの会員が学会運営にかかわることで、本学会にできることの可能性が増えていくと思っております。実現にはひとつひとつ手順を踏む必要がありますので、時間がかかりますが、会員のみなさまのご協力をいただきなら本会を盛り立ててまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。