2025年度日本華僑華人学会研究大会 第2回サーキュラー
■2025年度日本華僑華人学会研究大会 第2回サーキュラー■
開催概要
一、会場
開催日:11月22日(土)、11月23日(日)
会 場: 立教大学 池袋キャンパス 7号館(〒171-8501 東京都豊島区西池袋3丁目34-1)
アクセス:https://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/
※3連休にかかるため、東京の宿泊施設が混み合うことが予想されます。早めにホテルを予約されることをお勧めします。
※非会員の方は、11月23日(日)のみご参加いただけます。
二、プログラム
- 11月22日(土)
10:30~11:30頃 エクスカーション(池袋北口チャイナタウンを歩く)
※エクスカーションの詳細につきましては、「三、エクスカーションについて」の項をご覧ください。
12:00~13:45 理事会(会場:7号館7203教室)
14:00~16:00 開催校企画シンポジウム(会場:7号館7101教室)
開催校企画シンポジウム・タイトル: 地域コミュニティと中国系住民が共創する地域のかたち──池袋・川口における経験から
シンポジウム開催趣旨: 1980年代の池袋(東京都豊島区)は、地域の人口高齢化と空洞化を補うかたちで、数多くの中国人人口を吸収した。また、川口市にも同時期から中国系住民が居住し始め、地域の区画整理等を経て2000年代以降に中国人人口が急増した。こうした地域における中国系住民人口の増加は、地域内部に中国系住民に閉じられた空間を創出するとともに、従来の地域コミュニティとの間に様々なレベルでの軋轢や矛盾を生み出した。しかし他方で両地域においては、中国系住民と日本人住民とが共同で地域活動に取り組み、地域コミュニティを共に創造する試みも見られる。本シンポジウムでは、地域コミュニティにおける日本人住民と中国系住民との協働と地域共創について、池袋と川口それぞれの地域で取り組んでこられた生活者/実践者・行政の3名の方々にご登壇いただき、それぞれの地域における取り組みと経験をご紹介いただく。その取り組みと経験の共有を通して、中国系住民と行政・地域団体などが協働し、持続可能で包括的な地域社会を形成するためのヒントを探る場としたい。 プログラム: 14:00~14:10 開会挨拶と開催趣旨説明 木村自(立教大学) 14:10~14:30 報告① 段躍中氏(日本僑報社・代表) 「池袋中国人社会の変貌—漢語角の取り組みを一事例として」 14:30~14:50 報告② 宮本敦史氏(豊島区多文化共生推進担当課・課長) 「豊島区の多文化共生施策」 14:50~15:10 報告③ 大島隆氏(一橋大学大学院社会学研究科博士課程/芝園団地自治会事務局長) 「「境界」を越えて──川口市・芝園団地におけるコミュニティの変化と住民の実践」 15:10~15:20 コメント 田嶋淳子氏(法政大学名誉教授) 15:20~16:00 質疑応答 |
16:15~17:15 総会(会場:7号館7101教室)
18:00~20:00 懇親会(立教大学構内第一食堂2階「藤だな」)
- 11月23日(日)
【A会場(7号館7101教室)】
10:00~12:00 自由論題(個人発表) | |||
10:00~10:30 | ツー ティモシー(関西学院大学) | 浮世絵にみる乗馬する中国人 | |
10:30~11:00 | 和仁廉夫(日本華僑華人学会会員) | 自伝を三回書いた男──神戸華僑難民「金鴻」の戦前・戦中・戦後 | |
11:00~11:30 | 大石高志(神戸市外国語大学) | 近代日本と中国人/インド人の下級船員──1920年代以降の海運不況期における連帯と疎外 | |
11:30~12:00 | 趙文雯(シンガポール南洋理工大学中文系) | 日本占領期シンガポールにおける華人向け宣伝戦略──『昭南日報』を中心とした分析 | |
(12:00~13:00 昼食) | |||
13:00~15:00 自由論題(パネル発表) | |||
パネルタイトル:Iconicityの華僑華人研究の可能性 代表者:呉穎濤(滋賀県立大学) 報告者:宮原曉(大阪大学) 横田祥子(滋賀県立大学) 李宗泰[クリス](大阪大学) 呉穎濤(滋賀県立大学) | |||
15:00~ 閉会あいさつ |
【B会場(7号館7102教室)】
10:00~12:00 自由論題(個人発表) | |||
10:00~10:30 | 嵇宸(東京大学総合文化研究科) | 祝祭にみる場所に基づくエスニシティの構築──横浜関帝誕を例に | |
10:30~11:00 | 敖夢玲(大阪大学レーザー科学研究所・特任研究員) | 語りにくさの構造──フィリピン広東系住民の歴史語りにおけるマニラ首都圏と地方都市の距離 | |
11:00~11:30 | 斉雨蒙(大阪大学人文学研究科) | 宗教的な癒しの言説――中国朝鮮族ペンテコステ派キリスト教会の病と悪魔 | |
11:30~12:00 | 范智盈(大阪大学人文学研究科) | はかなき「家族」のゆくえ──ある台湾出身者の墓じまいにみる記憶の継承と再構築 | |
(12:00~13:00 昼食) | |||
13:00~14:00 自由論題(個人発表) | |||
13:00~13:30 | 北村由美(京都大学) | インドネシアにおける華人ジェンダー・セクシュアルマイノリティ(SGM)当事者と支援者にみられる「華人性」 | |
13:30~14:00 | 櫻田涼子(育英短期大学) | 誰が家族を語るのか――華人社会における未婚のおばと親密性の実践 |
※2025年度の研究大会では、原則として紙媒体による要旨集等の準備はいたしません。できる限り、各自印刷してご持参いただくか、パソコン等の端末でご覧ください。会場内では、無料のWi-fiをご利用いただけます。どうしても紙媒体の要旨集が必要な方は、受付にてお申し出ください。
三、エクスカーションについて
池袋北口に形成されているいわゆる「池袋チャイナタウン」を、立教大学観光学部と社会学部の学生の案内で散策します。解散後は「ガチ中華」をお楽しみ下さい。
日 時 :2025年11月22日(土) 10:30〜11:30(予定)
集合場所:JR池袋駅西口(北)の階段上集合(参加希望の方には、後ほど改めて地図をお送りいたします)
※エクスカーションの参加につきましては、会員に限らせていただきます。
※申し込みにつきましては、「四、参加について」の「参加申し込みフォーム」からお申し込みください。
※対応人数に限りがございますので先着20名程度とさせていただきます。
四、参加について
参加費:非会員 1,000 円(一般会員・学生会員・優待会員は無料です)
※22日(土)の開催校企画シンポジウム(14:00〜16:00)については、会員に限らせていただきます。
ご容赦ください。
懇親会費:22日(土)18:00〜20:00に立教大学校内第一食堂2階(藤だな)にて懇親会を開催いたします。
※懇親会費は一般会員7,000円、学生会員・優待会員3,000円です。当日受付にてお支払いください。
参加申込:
2025年11月7日(金)参加申込〆切
参加申し込みは、以下の参加申し込みフォームからお願いいたします。
https://s.rikkyo.ac.jp/jssco2025
問合せ先
日本華僑華人学会2025年度大会実行委員会(委員長 木村自)
メールアドレス: jssco2025taikai@gmail.com
メールにて問い合わせをされる場合は、1週間をすぎても返信がない場合は、未着の可能性がありますので、再度ご送付をお願い申し上げます。
五、今後のスケジュール
10月初旬 第3回サーキュラー発行
11月7日(金)参加申込〆切
日本華僑華人学会2025年度大会実行委員会
木村自(委員長)、舛谷鋭、劉雯
(文責:木村自 大会実行委員長)